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副作用の眠気が抑えめな花粉症予防薬クラリチン

2020年02月01日
せきが出る男性

第二世代抗ヒスタミン薬の中で、アレグラよりも副作用が少ないのはロラタジンを主成分とするクラリチンです。ロラタジンが成分であるクラリチンは、眠気の副作用が第二世代抗ヒスタミン薬の中で最も少なく、ゆっくりと長く効くタイプの薬です。ですが、ロラタジンにはヒスタミン受容体をブロックし、分泌を抑える作用と、肥満細胞からヒスタミンが放出するのを防ぐ作用があります。

副作用が最も少ないので、花粉症の発症前から服用を開始する予防薬としても使用できる薬です。眠気や倦怠感、花粉症特有の口の渇きといったことが起きにくく自動車運転をしていても使用できる特徴があります。通常花粉症の予防薬として使用する場合、鼻水や鼻づまり、くしゃみや目のかゆみといった症状はまだ起きていないため、眠気が起きにくいクラリチンは仕事に影響することもありません。

他の抗ヒスタミン薬も予防薬として発症前に服用することができるのですが、やはり眠気を感じることがあるため、自動車運転をしないように、と明記されているものもあります。自動車を頻繁に運転する場合は眠気が少ないクラリチンを使用すると良いでしょう。

なお、副作用が少ないロラタジンですが、3歳未満の子供や妊婦への服用は安全性が確立されていません。また、授乳中においては、母乳にロラタジンの成分が移行する可能性がありますので、もし授乳中にどうしても服用したい場合は、授乳を停止する必要があります。そして65歳以上の高齢者においても血中濃度が高い状態をそのまま維持してしまうことがあるので、慎重に使用しなくてはなりません。しかし、これらのことは他の抗ヒスタミン薬においても言えることです。クラリチンだけのことではないのですが、クラリチンは副作用が少ないので安易に服用してしまう危険性もあります。そのため薬、という認識をしっかり持つことが必要になります。

クラリチンは処方薬としてではなく、市販薬としても購入することができます。市販薬も処方薬も1日1回1錠で良く、しかも就寝前に服用するなどの決め事はありません。自分の生活に合わせて服用する時間を決めることができるので、毎日夕食の後に服用をするなど決めて、毎日同じ時間帯に服用するようにします。

そして市販薬の場合、クラリチンは要指導医薬品という位置づけのため薬剤師のいる薬局でしか購入することはできません。要指導医薬品というのは、処方薬から市販薬になって間もない薬であり、しっかりと副作用などを確認する薬ですので、ドラッグストアでいつでも買えるわけではないので注意が必要です。症状が出る前に服用すると花粉症の予防になるので、花粉が飛散する2週間前には処方してもらうと良いでしょう。

クラリチンは眠気がほぼ起きにくく、集中力に影響が及ぶことはあまりありません。仕事や学業など集中して何かを行わなくてはならない時に利用すると良い薬です。比較的花粉症の症状が軽い場合に使用されることが多いので、自分の症状に合わせて選ぶと良いです。