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加工品でも発症するそばアレルギーの実態とは?

2020年03月26日

アレルギーにはさまざまな種類がありますが、その中でも小さい子どもが起こしやすいのが食物アレルギーです。食物アレルギーの原因となる食べ物には牛乳、小麦粉、鶏卵が3大主要アレルゲンと言われていますが、エビやカニ、そばでもアレルギー反応が起こります。

エビにアレルギー反応がある場合、エビを煮込んだ料理を食べても発症します。ですが、エビを高温で加熱処理したお菓子を食べた場合は症状が出にくく、エビに至っては高温で焼くことによってアレルゲンが低下します。

鶏卵の場合は卵白が関係しており、鶏卵のタンパク質は水に溶けやすい性質があるので、かきたま汁を作ってたとえ鶏卵の部分を除いたとしても、その汁自体にタンパクが流れ出ている可能性が高いです。鶏卵を使って作るプリンは加熱処理されているのですが、その加熱処理だけでは不十分で、食べるとアレルギー症状が起こります。

このように食べ物によって性質が異なるのですが、日本人に多く、強いアレルギー症状が出てしまうのがそばアレルギーです。

そばアレルギーは、主要アレルゲンが特定されていない食べ物で、アナフィラキシーショックを起こす危険性が高い食べ物となっています。そばの場合、そばのゆで汁やその蒸気にも反応してしまうので、水溶性があると考えられていますし、そば殻でも喘息のような症状が出ることがあるので、そばとそば殻の共通している特定されていない成分がアレルゲンとなっている可能性が高いです。

そばアレルギーの場合、ほんの少しのそば粉やそば粉が微量に含まれた汁でも反応します。特にうどんと共通の釜で茹でられたものは注意が必要で、共通の釜で作られていなくても、周囲でそばを茹でている場合はその蒸気がうどんに入り、症状が出てしまうことがあります。うどんのゆで汁にふくまれてしまうこともありますので、そばアレルギーがある場合はうどん屋や定食屋にも入る際にも注意が必要になるのです。

そばアレルギーの場合、微量であってもアナフィラキシーショックが発症する確率が高く、アレルギーの症状も強いです。アナフィラキシーショックの場合、食べ物の他に、抗菌性の高い医薬品や蜂などの昆虫、ラテックスなどでも起こることがあり、食事の後に運動をした場合にも起こることがあります。抗菌性の高い医薬品にはペニシリン系やセフェム系のものがあり注意が必要ですが、他のものと同じように予測することが難しいです。

アナフィラキシーショックが起こると免疫が過剰に反応している状態であるので、体の様々な臓器に症状が現れ、急激に意識障害や血圧低下ということが起こり命に危険が及びます。食べ物の場合は食べないということが基本になり、ある程度注意することができるのですが、そばの場合は食べなくても身近にそばに関するものがある、蒸気を吸ってしまうということで反応してしまう点があります。ごく少ない量でもアナフィラキシーショックの症状を起こすことがあるので、注意が必要なのです。