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天然ゴムからフルーツまで?ラテックスアレルギーとは

2020年03月06日

花粉症を発症している場合や、前年度花粉症になった人の場合、花粉だけでなく違うものに反応してしまうことがあります。特定の野菜や果物を食べた場合、口腔アレルギー性症候群を起こすことがあり、ラテックスアレルギーを持っている場合はラテックスフルーツ症候群を起こす可能性があります。

ラテックスアレルギーは天然ゴムの製品に触れたり粉末状のものを吸ってしまった場合に起こります。花粉症のようにアレルギー性鼻炎や湿疹、蕁麻疹が起こりやすく天然ゴムに含まれているラテックス樹液の成分がアレルゲンとなります。いつも天然ゴムの製品に触れている医療関係者や何度も手術を受けている人など、職場などで天然ゴム製品に触れる機会が多い人ほどラテックスアレルギーを引き起こすことがあり、まれに全身性のじんましんやアナフィラキシーを起こしてしまうこともあります。

ラテックス樹液にアレルゲンを持っていると、栗やバナナといった特定の食べ物を食べることでアレルギーのような反応が出る頻度が高いことがあります。栗やバナナの他に、アボカドやキウイ、パパイヤやマンゴーといった南国フルーツに反応してしまい、喉の腫れやかゆみ、違和感といったことが併発してしまいます。このように、ラテックス自体にもアレルギーがあり、さらに食べ物によって口腔内にアレルギー症状を併発しまう人のことをラテックスフルーツ症候群といいます。

ラテックスフルーツ症候群の原因は、ラテックスとこれらの果物の類似したタンパク構造が関係しています。ラテックスアレルギーがある場合、体の中にアレルゲンに反応する抗体はすでに持ており、皮膚やゴム製品の滑りを良くするためにつけられているコーンスターチなどを吸い込むことによって症状が起こります。果物類に反応するのは、このラテックスと特定の果物が類似したタンパク構造を持っている場合、ラテックスと間違えて反応してしまい、口腔内にアレルギー症状が起きてしまうのです。

ラテックスと果物は全く異なるものであるので、果物類を食べてもそれがラテックスによるものだとわからず重症化してしまう傾向があります。比較的軽い症状で治まり重症化する頻度が高いわけではないのですが、まれにアナフィラキシーのように重症化し、命に関わることもあるので注意が必要となります。ラテックスフルーツ症候群で反応してしまうタンパク質は、加熱しても消化しても分解されることは少ないので原因となるものを食べないことが基本となるので、果物を食べる場合は一気に食べようとせず、様子を見ながら食べるようにしてください。

ラテックスアレルギーは、医療関係者やアトピー性皮膚炎の人、そして小さい頃から医療行為を受けている人がなりやすいです。じんましんなどの症状が出ることが多いので、症状が出た場合は原因となる天然ゴム製品の使用をやめるようにしてください。重症化を防ぐためにもラテックスフリーのものを使用も検討をします。